▶免疫力とは

免疫とは体内で発生したがん細胞や外から侵入をしてきた、細菌やウイルスを常時監視し、撃退する自己防衛システムの事です。

つまり、

といった事が、起こりやすくなります

 

▶免疫力を上げるためには

1 腸内環境を整える

免疫細胞の6割は腸にいると言われています。腸内の免疫細胞を活性化できる食べ物を取っているかどうかが免疫力を大きく左右します。

免疫細胞を活性化させるには、腸内の善玉菌を増やす。善玉菌を増やすには善玉菌のえさになる食物をとることです。

善玉菌と言われて思い浮かぶのは乳酸菌ではないでしょうか?

乳酸菌は乳酸菌自身が善玉菌であり、また、他の善玉菌の餌にもなります。

乳酸菌を多く含む食べ物と言えばヨーグルトなどの乳製品です。

また、発酵食品の作る菌には乳酸菌の他に、麹菌酵母菌納豆菌などがあり、これらは日本人の身体に一番合っています。

などがあります。

ぜひ、発酵食品を意識して食事に取り入れてみましょう。

2 体温を上げよう

体温を上げると免疫力はUPします。

なぜ、体温を上げる事により免疫力はUPするのでしょうか?

免疫細胞は血液の中にいます。体温が下がり血行が悪くなると、体内で異物を発見しても素早く移動して攻撃することができません。

免疫力が正常に保たれる体温は36.5℃程度と言われています。

体温が1℃下がると免疫力は30%低下すると言われています。逆に、1℃上がると一時的に免疫力は5~6倍ほどアップすると言われております。

体温を上げるためには適度な運動、入浴、食事がポイントになります。

  • 適度な運動

身体を温め、免疫を高めるためには適度な運動は欠かせません。また、人の身体で一番熱を生産するのは筋肉です。

自分のペースで適度な運動や筋トレを行いましょう。

  • 入浴で体温を温める

ゆっくりと入浴をする事により、身体を芯から温めましょう。3840℃のお湯に20分程度浸かり、身体を温めましょう。

  • 身体を温める食べ物・冷やす食べ物

身体を冷やす作用のある食材は加熱調理をしたり、身体を温める作用のある食べ物と一緒に調理しましょう。

 

3 笑おう

実は漫才や落語を見て笑う事により、免疫細胞の一つであるナチュラルキラー細胞と言う細胞が活性化すると言う報告が様々な医療機関から報告されています。

逆に、悲しみやストレスなどのマイナスな情報が入るとナチュラルキラー細胞の働きは低下をしてしまいます。

つまり、大いに笑えばウイルスに対する抵抗力が高まり、免疫異常の改善にもつながります。

 

4 しっかりと睡眠時間の確保

睡眠時間が6時間以下の人では、唾液中のIgAという、免疫グロブリン(細菌やウイルス感染に対して抗体として働くたんぱく質)の分泌量が低下すると言うデータが出ています。

また、睡眠7時間未満の人と8時間以上の人を比べると、睡眠時間7時間未満の人の方が3倍風邪にかかり易くなると言うデータもあります。

受験勉強等で忙しくなる季節ですが、しっかりと睡眠時間は確保したいですね。

免疫力を高めて、今年の冬を乗り切りましょう。

 

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