骨密度を測定したことはありますか?

骨密度とは骨の中にあるカルシウムミネラルなどがどの程度あるかを測定し、骨の強さを判定するための代表的な指標になります。

数値は健康な若い人(20歳~44歳)の骨量の平均と比べて、自分が何パーセントかで表されます。

80%以上 正常

70~80% 骨量減少気味のライン

70%未満 骨粗鬆症

女性の場合、20歳をピークに少しずつ減少し、閉経を迎える50歳ごろから大きく減少します。

そのため、減少率は男性よりも女性が大きくなってしまいます。

・骨密度をキープするために

40代まではカルシウム、ビタミンDをしっかり含む、栄養バランスの良い食事をとるように心がけましょう。

適度な外出、運動、睡眠を積み重ねましょう。

・お薦めの適度な運動

自宅で出来る、簡単な運動をご紹介します。

骨の長軸方向に適度な物理的な刺激を与えてあげると、微量の電流が骨に伝わり、強さが増すと言われております。

日光を浴びながら行う散歩と共に、自宅での簡単な運動も行いましょう。

1足踏み

その場で、足踏みをします。

胸を張り、背筋を伸ばしながら30秒間リズムよく行いましょう。

▷目安

30秒×3~5セット

2踏み台昇降

階段の1段目などを使い、登ったり降りたりを繰り返します。

手すりなどがある場合は、手すりを使いながら行っても構いません。

▷目安

30回×3~5セット

3踵上げ運動

壁や手すりなどに捕まりながら、踵を上げるように両足でつま先立ちをします。

▷目安

10~20回×3セット

4スクワット

壁やテーブルなどに手を置き、支えながらでも構いません。

お尻を引くことを意識しながら、スクワットを行いましょう。

浅くても構いません。

膝が内側に入らない。膝が前に出過ぎない。腰を反らない、丸めない。などに気をつけながら、行いましょう。

▷目安

10回×3~5セット

今回ご紹介した運動は、転倒予防にも関わってくる重要な運動になります。

転倒予防や骨密度に関してのご相談、往診に関してのご相談も承っております。

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