6月6日より、関東地域も梅雨入りとなりました。
梅雨入りと共に気圧の変化も生じる為、肩や首、背中の凝り、頭痛を訴える方が増えてくる時期にもなりました。
国内の4人に1人は「頭痛持ち」とも、言われております。
頭痛には色々な種類がありますが、気圧の変化を受ける事によって、生じるのが片頭痛です。
気圧や環境の変化によりストレスを受けると、セロトニンと言う神経伝達物質が大量に分泌され、血管が収縮されます。
セロトニンが分泌されつくすと、今度は逆に血管が拡張し過ぎてしまうため、今度は脳の血管周囲にある三叉神経が圧迫をされ、その刺激で片頭痛となってしまいます。
片頭痛に対しては、肩や後頭部、頭にあるツボに鍼治療をしてあげる事により、頭部へ流れる血流量を調整し、頭痛を軽減・消失してあげることができます。
また、頭痛の原因の一つとなる、肩、首、背中の凝りも改善します。
お身体の状態によっては、全身の血流量を調整したいため、足のツボに鍼をする場合もあります。
片頭痛に対しての予防としては、
①生活リズムを崩さない。
②強い紫外線は脳への影響もあるため、外出時は日傘や帽子を使用する。
③外と室内の湿度差が大きいと、刺激になってしまうため、こまめに湿度調整をする。
④喫煙、飲酒など多量のカフェイン摂取は控える。
⑤赤ワイン、オリーブオイル、チョコ、チーズ、ハム、柑橘系の果物など血管拡張作用のある食材の多量摂取は控える。
などがあります。
これからの時期、頭痛や肩こりでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
【著者】
佐々木宣志
はり師(国家資格)・きゅう師(国家資格)・柔道整復師(国家資格)