「テーピング」ってご存知ですか?

「テーピング」と言う言葉を聞いたことがある人、無い人

また、「テーピング」を巻いたことがある人、無い人

更に、「テーピング」を巻いてあげたことがある人もいるかもしれません。

そんな馴染みがあるような無いようなテーピングについてご説明いたします。

今回は「テーピングの種類」についてです。

写真は当院で使用しているテーピングの一部です。

テーピングと言っても、様々な種類、更にメーカーによって特徴も変わってきます。

テーピングの一番の目的は関節や筋肉の動きを制限することです。

テーピングで制限することにより、痛みが出ない状態で運動や生活が出来たり、又はケガの再発予防にもなります。

他にも血液やリンパ液の循環を良くしたり、巻き方、貼り方を変える事により色々な効果を出すことも可能です。

テーピングは大きく分けて、「伸びるテープ」「伸びないテープ」の2種類に分けることが出来ます。

ホワイトテープと呼ばれる伸びない(非伸縮性の)テープです。

伸びない性質のテープは強い固定や圧迫を目的としています。

テープの幅も用途に合わせて12mm~50mmと様々な幅があります。

12mmのホワイトテープ(写真左)は主に指の関節を固定する際などに使用し、38mmのホワイトテープ(写真右)は足首や手首をテーピングする際に使用します。

ハードタイプの伸びる性質(伸縮性)のテーピングです。

素材はコットンで出来ており、伸縮性もありつつ、固定力もあるテーピングです。

エラスチックやエラスチコンとも呼ばれます。

この種類のテーピングは50mmと75mm(写真)があり、足首や膝、肩のテーピングをする時などに使用します。

ソフトタイプの伸びる性質(伸縮性)のテーピングです。

伸縮性もあり、柔らかい素材で出来ているので、ハサミを使わずに手でカットすることも可能です。

テーピングの幅も50mmと75mm(写真)があり、テーピングを巻いた上に仕上げとして使用します。

キネシオロジーテープ。省略して「キネシオ」と呼ぶ人も多いです。

このテープは伸張性があり、関節を固定する力はそれほどありません。筋肉そのものを保護やサポートするのが目的です。筋肉の伸びを制限することにより、痛みの緩和やケガの予防に使われます。

このテープも種類は25mm~75mmまであり、テープを貼る筋肉の大きさ、関節の大きさに合わせて使用します。(写真は75mm)

アンダーラップ。

アンダーラップは足首や膝のテーピングなどをする際に、肌の上に一番最初に巻くテープです。粘着性はなく、適度な伸張性があります。

自着テープ。

このテープ自体に粘着性はないため、肌に直接貼ることはないですが、写真の様にテープ同士がくっつく性質があり、ある程度何度も巻き直したり、繰り返したり使用することが可能です。

足首や手首を軽く固定する場合には50mm幅の物を使用します。。大腿部を圧迫する場合などには75mm幅の物を使用します。

今回ご紹介したテープ以外にも、各メーカーより、「粘着性が強い」や「雨や汗に強い」など、少し特徴が異なっている場合や、最近では鮮やかな色のテーピングも増えております。

テーピングについてのご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

043-239-7227