足を怪我した際に使う松葉杖。
使い方はご存知でしょうか?
今回は「松葉杖の使い方」と、1本だけ使う「片松葉の使い方」をご紹介します。
松葉杖ですが、写真のようなアルミなどでできたタイプが一般的ですが、木製のタイプやもう少し変わった形のタイプもあります。
使用する松葉杖の長さは「松葉杖の長さ=身長-40㎝」。
グリップ(手を握る部分)が骨盤の少し下にある「大転子」と言う部分と同じ高さ
になるのが、一般的な身体に合った松葉杖となります。
また、脇と松葉杖の間は卵1つ分くらい間を空け、肘は軽く曲げるくらいがちょうどいいと言われています。
※体格の個人差があるので、専門の人に必ず相談してください。
正面から見た際に、カタカナの「ハの字」になるように松葉杖を着きます。
狭い道や、人混みが多いところなどは松葉杖をついての移動が難しくなりますので、注意しましょう。
また、マンホールやタイルの上などは濡れていると滑りやすくなっています。雨の日などは要注意です。
▷階段を上る時・降りるとき
階段や段差を松葉杖で登る際は、足を先に出し、あとから同じ段に杖を持ってきます。
階段を松葉杖で降りる際は、先に杖を突き、あとから同じ段に足が着きます。
松葉杖での階段の上り下りは十分可能ですが、
転倒のリスクなどもありますので、
エレベーターやエスカレーターなどがある場合は、無理をしないでそちらを利用するようにしましょう。
▷片松葉の使い方
ケガをした足に、荷重をかけて良い期間になった場合、松葉杖を一本減らし、少し体重を掛けながら歩行を許可する場合があります。
片松葉杖の場合、松葉杖はケガをしていない脚の方の手で持ちます。
移動する際には、松葉杖と怪我をしている脚を一緒に。
次に、怪我をしていない脚を前方に出します。
なかなか最初は難しいので、片松葉で歩行する際は気をつけながら、歩行してください。
整骨院鍼灸院アシストでは、ケガをした際の松葉杖の貸し出し、松葉杖の正しい使い方もご指導致します。
松葉杖を使う事に対して、「恥ずかしい」「大げさ」と思う方もいるかもしれませんが、
怪我をしてしまった患部に負担を掛けないことは、患部の治療と同じくらい大切な事となります。
松葉杖の使用を提案された場合は、可能な限り松葉杖を使い、早期復帰を目指しましょう。