天気予報では、10月6日(木)より気温が急激に下がる予報となっております。
日中はまだまだ暑い日が続いていますが、急に寒くなると、シンプルに「イヤ」ですよね?
急激な寒暖差は、身体に様々な影響を与える可能性が高く、体調を崩しやすい原因となります。
急激な寒暖差は身体にどのような影響を与えるのでしょうか?
成人の平熱は大体36℃前後、高い人でも37℃前半の体温に保たれています。
身体の機能を守るために、その体温を一定にコントロールする「ホメオスタシス(恒常性)」の仕組みが、私たちの身体には備わっています。
その働きに重要にかかわってくるのが自律神経になります。
多少の温度変化にはホメオスタシスが機能してくれるので問題ないのですが、寒暖差が大きくなると、体温を一定に保つために、自律神経の働きが必要以上に活発になります。
その結果、過剰にエネルギーを消費し身体に疲労が溜まり、寒暖差疲労になってしまいます。
そんな急激な温度の変化は、肉体的、精神的に影響を及ぼします。
▶肉体的な不調
頭痛、めまい、肩こり、冷え性、だるさ、食欲低下
▶精神的な不調
自律神経の乱れによる、イライラ、不安、気分の落ち込み
《寒暖差疲労へのおススメの対策》
寒暖差疲労に対して、簡単な対処法をご紹介します。
温度差を無くす
服装により、上手く体温を調整しましょう。
外出する際は薄手のカーディガンや上着など工夫をしましょう。
室温の調整も大切になります。
WHO(世界保健機構)によると、寒い時期の健康を保つ室温として、全室18℃以上を推奨しております。
また、部屋の中と外の気温差は7℃以下が望ましいと言われております。
良質な食事
バランスの取れた食事はもちろんの事、エネルギー源になるたんぱく質や疲労回復効果のあるビタミンBは積極的に摂りましょう。
良質な睡眠
自律神経には心身を活動モードにする「交感神経」とリラックスモードにする「副交感神経」の2種類があり、互いにバランスをとっています。
質の良い睡眠は副交感神経優位になり、心身の疲労を回復させてくれます。
入浴
入浴すると全身の血行が良くなり、蓄積された疲労物質の除去、自律神経のバランスが整うなど、多くの効果が期待されます。
シャワーで済ませるのではなく、湯船にゆっくりと浸かりましょう。
寒暖差疲労に対しての鍼灸治療
寒暖差疲労の原因の一つが、自律神経の働きの低下になります。
鍼治療、灸治療は自律神経の働きを整える効果が非常に大きい治療方法になります。
また、肉体的な不調としてあげられる、頭痛やめまい、肩こりに対しては鍼治療で、冷え性に対してはお灸治療で直接アプローチできるのも、鍼灸治療の特徴となります。
寒暖差による疲労や身体の不調だと思われる方はお気軽にご相談ください。