身体内部からの冷却方法として、近年はアイススラリーが注目されています
アイススラリーとは?
アイススラリーとは、液体に微細な氷が混ざった物です。
氷が液体に溶けるときが一番、体内の熱を吸収してくれます。
アイススラリーは流動性のある氷飲料のため、体の中で表面積を広げながら、効率よく体内の熱を奪ってくれます。
スポーツドリンクで出来ているアイススラリーは、体内からの冷却に加えて、水分、塩分、栄養の補給を同時に行うことができます。
冷水とアイススラリーの影響の違い
冷水とアイススラリーの体温や持久性運動能力に及ぼす影響の違いなど、色々な部分で様々な研究結果が出ております。
そのいくつかの結果を簡潔にお伝えすると、
・運動前に冷水、アイススラリーを体重1kgあたり7.5g摂取し、中強度のランニング運動をした場合、アイススラリーを摂取した方が直腸温が優位に低下した。また、運動パフォーマンスが向上した。
・同じ温度の冷水を飲んだ場合と、アイススラ―を飲ん場合では、アイススラリーの方が脳温を0.4℃ほど低下せる。
など、運動パフォーマンスの向上をもたらすことや、冷却された血液が脳に影響を及ぼすため、運動中の脳の活性化や運動継続のモチベーション改善の可能性も指摘されています。
アイススラリーの作り方
①スポーツ飲料を凍らせた氷を作る。
②スポーツ飲料で作った氷、スポーツ飲料を3:1の割合でミキサーにかける。
③魔法瓶に注いで保存。
アイススラリーは販売もされています。
昨年までは大塚製薬のホームページで販売されていましたが、今年になってからスーパーなどの小売店で販売されています。
最近では大正製薬もアイススラリーを販売したことを、CMでやっていますね。
販売されているアイススラリーは常温で保存でき、冷凍庫で凍らせて、溶かすだけで飲むことができる為、非常に実用性が高くなっています。
ぜひ、購入されてみてはいかがでしょうか?
熱中症予防、パフォーマンスアップにアイススラリーを活用してみましょう。