「ストレッチをしているんですけど、私、身体、硬いんですよね~」と、患者様との会話の中でよく出てくる話題の一つがこのような話題になります。
そこで、
今回は改めてストレッチをする際に気をつけるべきポイントを説明します。
ちゃんとストレッチをできていたか、確認してみてください。
ポイント1
「正しい姿勢でストレッチを出来ていますか?」
何と言っても、伸ばしたい筋肉がストレッチで伸びていることが大切です。
普段行っているストレッチはどこの筋肉を伸ばしているストレッチですか?
勿論、細かい筋肉の名前まで覚えなくても結構ですが、普段自分が行っているストレッチはどこの筋肉を伸ばしているのか、今一度、確認してみましょう。
写真や動画と同じポーズをとっても、伸びている感じが無いようでしたら、その姿勢が間違っている可能性があります。
気になる点がございましたら、ぜひ、当院スタッフにお声がけください。
ポイント2
「20秒伸ばしてあげましょう」
ストレッチは20秒~30秒伸ばしてあげないと、効果は出ません。
自然と、10秒程度で終わらせていませんか?
当院ではストレッチ指導する際に、「20秒ずつ3セット行って下さい」とお伝えしております。
ポイント3
「ストレッチをするタイミングと強さ」
入浴後や運動で筋温を上げた状態でストレッチをすると、よりストレッチの効果が出やすくなります。
つまり、入浴後はストレッチをするのにおススメのタイミングの一つとなります。
もう一つおすすめしたいのが、空いた時間を使い、こまめにストレッチをする事です。
運動で筋肉を使いすぎたり、同じ姿勢でい続けたりしても、筋肉はすぐに固くなってしまいます。
夜まで待たずに、空いた時間があれば、筋肉の硬さを取るためにストレッチを是非行って下さい。
筋肉をストレッチする際の強さは「筋肉が張って、少し痛気持ち良いなぁ」と言う、強さです。
「痛すぎても」筋紡錘と言う部分が反応し、筋肉が硬くなってしまい、筋肉は伸びません。逆に「何も感じない」状態でも、筋肉は伸びません。
筋肉の張り感を感じながら、痛気持ち良い強さで伸ばしてあげましょう。
ポイント4
「ストレッチの効果が出てくるまで」
では、ストレッチをする事により、どれくらいで効果が出てくるのでしょうか?
個人差はありますが、ストレッチをする事により筋肉の柔軟性が出てくるまでに2~3ヶ月かかります。
筋肉は筋繊維と言う束から出来ています。
そして、筋繊維は筋節が繋がって構成されています。
ストレッチをすると、その筋節と言う部分が伸ばされます。
適度な強さでストレッチを毎日してあげる事により、脳が「こんなに毎日筋肉を伸ばされたら、筋肉が切れてしまう!」と反応し、身体を守ろうとして、細胞分裂を起こし、筋節の数を増やします。
この信号を毎日脳に送り続ける事により、2~3ヶ月経つと筋節が増え、筋肉の柔軟性がUPします。
柔軟性を獲得するためには、2~3ヶ月は毎日ストレッチを頑張って続けましょう。